一握のマラ

シコれども シコれども わが暮らし楽にならざり 「スッ」と屁をこく

Everything In Its Unko Place


Radiohead - True Love Waits / Everything In Its Right Place (Live in Praha)

 

 

7/10 日曜日。

 

僕は選挙に行った。

 

そしてコンビニに向かい、刃牙道を立ち読みした。

 

空は晴天なり。

 

困ったな。

 

もうやることがない。

 

外はこんなにも暑いのに、僕は震えていた。

 

なんて糞なんだ。

 

このままではいけない。

 

そう思って僕は家に帰り、1日30分だけタダで読める漫画アプリでキャプテンを読んだ。

 

イガラシ、かわいすぎるだろう。

 

そしてシコることにした。

 

さすがにイガラシではシコれないので、イガラシと同じように猿顔の嬢で抜くことにする。

 

で、結局「松すみれ」という植物系能力者みたいな名前のAV嬢に行き着いた。

 

古風な名前のわりに黒ギャルなのが高ポイント。

 

途中で「猿というよりゴリラだな」と思いながらも、僕はシコり続けた。

 

イガラシのことなど、もうどうでもよかった。

 

気持ち良かった。

 

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7/16~18は世間的には3連休。

 

僕には関係ない話だけど。

 

と、普段なら毒づくところが、今回は珍しく、僕も3連休だったりしたわけで。

 

それならば、7/10のような糞な休日×3にしてなるものかといきり立った。

 

3日間の予定を大まかに決め、準備をする。

 

そして迎えた土曜日。

 

自分でもなかなか順調だったと思う。

 

あっという間に時間が過ぎる。

 

夜が始まる。

 

ほの暗い底から電話が鳴る。

 

みっちゃんだ。

 

みっちゃんとは幼稚園からの付き合いになる。

 

ただれた生活を送ってきた彼は、最近ようやく定職に就いた。

 

同時に遊びも地元回帰気味になり、よくみんなを集めるようになっていた。

 

この日もそうだった。

 

何人か集まるようだったので、軽く顔だけ出すことにした。

 

集まったのは近場の公園。

 

0時前に集合の予定がなかなか集まらず、結局全員そろったのは0時半過ぎだった。

 

みっちゃんはみんなでクラブに行くつもりだったが、

 

終電が過ぎてしまったのと、横道が足をねんざしているので白紙に。

 

僕は近場の居酒屋で閉店(AM2:30)まで飲んで帰ることを希望するも、流される。

 

とりあえずコンビニに行って酒を買うことに。

 

嫌な予感がした。

 

結論を言うと、このままAM5時までコンビニと公園を行き来することになる。

 

コンビニで酒を買って、公園へ。

 

酒がなくなれば、コンビニへ。

 

まるで、食っては出しを繰り返す「うんこ製造機」みたいだなと思った。

 

話の内容はあまり覚えてはいないが、間違いなく糞みたいな内容だった。

 

世界中の糞が、今この公園に集められているんじゃないか?

 

Ladies And Gentlemen We Are Floating In Koedame

 

そう思う夜であった。

 


Spiritualized-Ladies And Gentlemen We Are Floating In Space

 

 

 

最近、ヒステリック・ブルーのギターが保釈されたらしい。

 

保釈後の彼のインタビューを読むと

 

「ストレスでイライラしてやった。気持ちよかった。すまんこ」

 

とのことであった。

 

このニュースのことを思い出しながら、僕は思った。

 

もし、スカトロが一般的な世界であるならば、

 

ヒステリック・ブルーの代表曲「春 ~spring~」の

 

「私~歌が好きィ~!!」の部分は

 

私~糞が好きィ~!!」になっていたかもしれない。

 

食事時に

 

「おっ?今日カレーは?」「うんうん、うんこよ」とか

 

「今日の味噌汁、味噌変えた?」「あっ、違うの。それ糞汁」みたいな会話が日常になっているんだろうな。

 

そう思った14時半過ぎ。

 

地獄の集会はまだ続いていた。

 

一緒にいたT氏と横道は5時過ぎに帰って行った。

 

僕も帰ろうとしたが、あと30分だけというみっちゃんのしつこい勧誘に負けてしまった。

 

公園はすでにセミが大合唱。

 

温度もぐんぐん上がってきたので、会場をみっちゃんハウスに移動。

 

30分だけの約束は当たり前のように破られた。

 

朝からワンピースとドラゴンボールを見せられ、そのままみっちゃんのお気に入り動画がエンドレスで流れ続ける。

 

三宅洋平の応援演説をする窪塚の動画を見ながら、僕は生きているのか死んでいるのかわからなくなっていた。

 


窪塚洋介登場「三宅洋平の応援演説パート1卍」

 

 

もちろん何度も帰ろうとした。

 

が、そのたびに「お前しかいない」と引き止められ、

 

心優しい僕は拒否できずにいた。

 

まるでヒモを買うOLのように、情という名の愛の鎖に縛られていたのだ。

 

一方で、そんな鎖を断ち切る剣が生まれようとしていた。

 

僕の体内で。

 

そう、うんこという名の聖剣、いや聖糞が。

 

その時は急に来た。

 

おもわず「holy shit」と叫びそうなぐらい急に。

 

何度も味わってきたこの感覚。

 

間違いない。

 

下痢だ。

 

しかしみっちゃんハウスは訳ありでトイレが使えない。

 

僕はトイレに行きたいと言うと、

 

みっちゃんは「分かった」と言いながら、着替え始めた。

 

近くのコンビに行くつもりだ。

 

しかし、コンビニまでは歩きだと10分弱かかる。

 

間に合うはずがない。

 

むしろ着替えを待っているこの状況すら厳しいものがある。

 

僕は「先に行く」と言い、家を出た。

 

慌てて着替えてついてくるみっちゃん。

 

「コンビニにいこや」と言われるが、そんな余裕はもうない。

 

僕は「間に合わんから家に帰ってするわ」といい自転車のカギを解除した。

 

コンビニと僕の家ではさほど距離に差はないが、使用中の危機がある分、僕は家をチョイスした。

 

みっちゃんは「えっ!?もう帰るの?」と聞いてきた。

 

正直この時、家に帰る気持ちはなかった。

 

うんこをすれば、戻るつもりだったのだ。

 

しかし、うんこを極限までガマンしているこの状態、

 

余裕の全くない状態で、何度も引き止められ、僕の本性がとうとう溢れ出た。

 

「もうええやろ。やることもないし。しょーもないし帰るわ」

 

うんこも少しあふれ出ていた。

 

その後はみっちゃんの顔を見れなかった。

 

家に帰って、パンツについたうんこを見ないといけないから。

 

「ごめんな、おつかれ」と弱弱しくか細い声で身をくるみっちゃんを背に僕は自転車にまたがった。

 

家まで自転車で数分の距離ながら、走馬灯のようにいろいろなことを思い出していた。

 

僕は大学を卒業したが、全く学んだことを生かせない仕事をしている。

 

そして30才を迎えてなお、うんこを漏らしながら帰っている。

 

学問も肛門も使い物にならない人生であった。

 

そう思いながら、家に向かった。

 

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家に着くと急いでトイレに駆け込む。

 

案の定、うんこがついていた。

 

映画フォレスト・ガンプで、ガンプがアメリカ中を走り回っている時、ファンが持ってきたTシャツで顔を拭くとTシャツに顔柄が付き、スマイルマークが生まれるというシーンを思い出した。

 

そう思うと少し希望が持てたけど、すぐに泣いた。

 

それは、3連休の後ろ2日がグダグダになるのが実感できたからだ。

 

この時、時計は17時を回っていた。

 

このまま僕は眠るだろう。

 

ずっと。ずぅ~っと。

 

さようなら世界。

 

いつか笑える世界に行きたいな。

 

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